タオルには薄いもの、厚いものとありますが、用途に応じた厚み(重さ)のタオルを使い分けることが肝心です。
薄いタオルの方が安く、厚いタオルの方が高いのが一般的です。そうすると厚いタオルの方が品質の良いタオルと思われがちですが、実は厚ければ良いというものでもありません。
用途次第では、高くて厚いタオルより安くて薄いタオルのほうが使いやすいことだってあります。
例えば、温泉タオル。 厚すぎると、絞りにくい・乾きにくいというデメリットがあります。
逆に、高級ホテルのタオルはというと・・・ シャワーを浴びた後、しっかりと厚みのあるタオルに包まれると、 なんとも言えないゴージャス感です。ペラペラのタオルでその気分は味わえません。
このように、単に高い・安いとか厚い・薄いの問題ではなく、 用途・目的に応じた厚み(重さ)のタオルこそがいいタオルだと言えます。
またタオルは、乾いた状態で使う「ドライユース」と、濡らして使う「ウェットユース」に分けられます。
一般的にドライユースのタオルはボリュームがあり、ウェットユースのタオルはもともと手拭いの用途をタオルに流用しているため、薄手であることが良しとされています。
濡れた身体や顔、髪の毛などを拭くことを目的として作られたものです。
従って、吸水性や吸水容量の大きいものが要求され、ウェットユースのものと比べて、より厚手のものになります。
例)バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、スポーツタオル、タオルケット
お湯などにつけて濡らして使うことを目的として作られたものです。代表例としては、おしぼりタオルがあり、水を含んだ状態で使いやすい仕様とサイズを持ち、絞りやすく、乾きも早い。
例)おしぼりタオル、浴用タオル
よく、厚手のタオルは使いにくいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、これは用途を誤ってご使用の場合にありがちな意見です。
上記のドライユースのタオルを浴用タオルのようにお風呂の中で使っては、もちろん泡立ちも悪く、絞りにくいことでしょう。使い分けることが肝心です。
ところで、タオルの重さの単位をご存知ですか? タオルの重さは「匁」という単位で表します。
匁…「もんめ」と読みます。
日本の昔ながらの尺貫法での重さの単位で、1匁=3.75g(=五円玉)と定められています。 タオルの場合、サイズが同じでも重量が違うと厚みにずいぶん違いが出てきますので、 縦×横のサイズ以外に、重量も商品選びの大切なポイントになります。
この匁は、12枚(1ダース)当たりが前提とされます(ややっこしいですね)。
なので、200匁のタオルがあったとすると、以下のような計算となり、200匁タオルはおよそ62.5gくらいのタオルということになります。
計算すると大変なので、以下の表を参考にしてください。